心理カウンセラーとして活躍するのに資格は必要なのか?

心理カウンセラーとして活躍するのに資格は必要なのか?

2022年05月25日

心理カウンセラーとして活躍するのに資格は必要なのか?

あなたがカウンセラー起業や、副業から始めたいと思ったとき、思い悩むのが、

「心理カウンセラーとしてやっていくのに資格は必要なのか?」

というところだと思います。
建前ではなく本当のところを、ここでははっきりと示します。

では、早速、結論から入っていきましょう。

結論:カウンセラー起業に資格は必須ではないが、○○はあった方が良い。

民間で開業するカウンセラーに資格が必要かと言われれば、必要ではありません。

病院や公共機関でない、つまり公務員を目指すのでないとすれば、

「今日から私、カウンセラー!」と名乗っても 法律的にも何の問題もありません。


しかし、大事なポイントは、選ぶのはお客様だということです。

あなたもお客様目線で考えてみましょう。

「何の資格も持っていない、つまりどこの先生からも学んでいない、
自己流の自称カウンセラー」にお願いしたいでしょうか?

もちろんこれは、スピリチュアルカウンセラーなど、理論と言うより直感で、
お人柄や不思議なパワーで 人を導く!スタイルなら、
成り立ちます。しかし、そもそもこのスタイルは、霊能力などの特殊能力のある人向きです。

普通一般のカウンセラー起業は、そうではなく、やはりスキル・技術・理論で

クライアントさんの問題を解決していくのが通常です。

そこで解決に当たり

「資格がない」、つまり、「何の理論も持っていない」
とすれば、これはお客様目線で、
「信頼し、安心して依頼してくれるか?」

を考えてみるなら、

「背景となる技術・スキル・理論」があった方が良い、

という結論になります。

つまり、「知識や技術力がある」という証となる資格は、あった方が良いです。

心理カウンセラーに必要な資格やスキルとは?

心理カウンセラーになるためには、必ず取得しなければならない資格というものはありません。
ただし働く職場によっては資格が必要になることもあります。
そこで心理カウンセラーとして働くための資格をいくつかご紹介します。

カウンセラーの資格を見たとき、大きく分けて、
国家資格と民間資格に分かれます。

公認心理師

日本初となる心理職の国家資格が公認心理師です。
心理学全般の専門家としての知識が求められます。
公認心理師法を根拠とする日本の心理職唯一の国家資格です。
受験資格として大学と大学院で指定科目を履修し卒業、もしくは6年以上の実務経験などが求められます。

臨床心理士

日本臨床心理士資格認定協会による民間の認定資格で、臨床心理士として働くことができるのが臨床心理士の資格です。
長年日本で 民間だけど病院勤務するには必要とされており、この資格が無ければお勤めが出来ない病院や公共施設があります。
これらをゼロから取得しようとなると、大学、大学院、試験受験と、かなりのお金と時間が掛かることは覚悟しなければなりません。

認定心理士

公益社団法人日本心理学会が認定する資格で、心理学の基礎と技能を習得していることを証明できるのが認定心理士です。
カウンセラーを目指す方で取得を目指す方も多いです。
4年制大学や大学院で必要単位を修得し、資格認定申請することが必要となります。
社会人の場合は通信制大学で必要な単位を習得すれば申請が可能です。

産業カウンセラー

日本産業カウンセラー協会が認定する民間資格が産業カウンセラーです。
活躍の場は主に企業で、メンタルヘルス対策や働きやすい職場環境づくりのアドバイスやサポートを行います。
大学や大学院で心理学や人間科学などの学部や専攻、卒業しているといった受験の条件がいくつかあります。

キャリアコンサルタント

一人一人にあった生き方や働き方を実現するためのアドバイスや支援を行うのがキャリアコンサルタントです。
厚生労働大臣が認定するキャリアコンサルティング協議会が実施している学科試験と実技試験に合格し名簿に登録することで「キャリアコンサルタント」として活動することができます。
国家資格であり、企業だけでなく就職や転職の支援、学校おける就活支援など幅広い場で求められている資格です。
この資格があると、ハローワークや大学で勤務できるチャンスがあります。

その他の資格

心と体のリハビリをする国家資格に、作業療法士があります。 作業療法士は、精神科病院のリハビリテーションに携わる事も出来るため、 医療現場で心の仕事をしたい時は、作業療法士資格を考えると良いでしょう。

では、比較的簡単に取れる民間資格はどうでしょうか? ○○心理カウンセラー、○○メンタルカウンセラーなど、 非常に数多くの民間資格がありますが、 どうやって資格を選んだら良いかを見る前に、まず、
カウンセラーのリアルな給料事情から、見ていきましょう。

カウンセラーのリアルな給料事情 

さて、あなたが、大学院まで出て、
公認心理師、臨床心理士の2大資格を取ったとしましょう。
それでも、一般的に心理職は 非常に給料水準が低いです。
一般的な臨床心理士さんは、
初任給で22万、働き盛りの30代の臨床心理士さんでも、
年収300万程度が現実です。

比較として綿貫智香の経験をお話しすると、 作業療法士として精神科リハビリテーションだけでなく、 身体障害や老人、小児のリハビリも担当していた、訪問看護ステーション所属の時は、39歳で年収で800万近くはありました。 歩合制だったので大変忙しかったですが、
(この例は一般的な作業療法士の収入よりはるかに多いですが、でも作業療法士資格を持っていれば、可能な数字です。)

対して臨床心理士さんの年収300万ですから、大学院まで出たのにずいぶん低いなー

家族養えるのかな?と心配になるほどです。

つまり、お勤めをするなら、
多くの心理系の資格取得は費用対効果が低すぎるのが現実です。 
これがカウンセラーのリアルな給料事情です。

つまり、お勤めを考えるなら、心理の仕事は儲かる仕事ではありませんし、
心理系の資格取得はおススメではありません。

カウンセラー資格選びのポイントは、ズバリ費用対効果

カウンセラー起業したい方にとって間違えてはいけないのが
ゴールは「資格取得」ではないという事です。
他のカウンセラーよりも圧倒的に結果を出すための学びが、 資格取得の勉強の過程で得られるかどうか、 そして、ビジネス的な戦略を持てるかどうかです。
心の技術と言っても、どの理論を使うか?
によって稼げる額は全然違ってきます。
たとえば、多くの方が知っている心理学の理論を主軸にしてしまうと これは差別化できない上に、体の痛みを対話で扱うことが無理ですから、 埋もれてしまって、ちっとも売れない可能性は高いです。

 

つまり、これから資格を取得される方は
どの理論を使うか?
は商売道具です。
お店屋さんに例えると、美味しいお寿司を提供するのに 切れ味の悪いスレンレスのテーブルナイフで魚をさばくのか
それともピカピカに磨き上げた包丁でさばくのかで
まったく味が変わってきます。
テーブルナイフでは、魚一匹さばけない、ウロコを取るのがやっとで、
身をぐちゃぐちゃにしてしまう怖れもあります。
切れ味の良い包丁だったらその心配が無く、
本当に美味しい、満足以上のお寿司が食べられるわけです。

 

これが、道具の差。

相手が欲しい結果、この場合だと 美味しいお寿司が食べたい!
というニーズを満たせるかどうか。

 

心の現場では、
「私のずっと消えない心と体の不調を改善したい!」
というニーズを満たしていかないといけない訳ですね。
なので
「どの技術を身に付け、プロの資格を身に付けるか」

次第で、売上げは雲泥の差になります。
心の分野で起業!
となったとき、ライバルは心理系の人だけで無く、
潜在意識や脳科学、ヒーリング、スピリチュアルを専門にする人たちも
同時に競合になってきます。

 

となると、
あなたはこの人達と何が違うのか?

結果は上回っているのか?

がとても大事で、このような視点が無いと、
資格ジプシーになり、似たような結果の出ない、
心理の資格ばかりにお金を掛けてしまう‥‥
という悲しい事になってしまいます。

 

心理学の限界や、ヒーリング等の限界を超えているのが、物理ベースの心の技術ですが、各技術の違いについては、
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最後までお読みいただき、有難うございました。