2023年03月30日
カウンセラーとして起業したいと考えている方から、「いざ始めようとするとブレーキがかかってしまう」という悩みをよくお伺いします。行動するかどうかを決めるのは自分自身の心なので、ブレーキをかけているマインドブロックを自分で理解して外していかなければなりません。そこで今回はカウンセラーにとって知っておくべき心のブレーキについて詳しくご紹介していきます。
【執筆者】
綿貫カウンセラー養成スクール株式会社
代表兼講師
綿貫 智香
作業療法士(OT)、キャリアコンサルタント
量子・感情エネルギー変換メソッド®認定講師、DiSC認定講師
米国NGH認定ヒプノセラピスト、他
「現実に変化を起こすカウンセラー」として多くの受講生から支持され、リピート指名多数。
自身が副業から自宅サロン経営を成功させたビジネスの知識・ノウハウを駆使し、幸せで豊かなカウンセラーを増やすため、カウンセラー起業・独立開業支援に力を入れている。
カウンセラー起業の「心のブレーキ」の正体とは?
心にブレーキをかけているものは何でしょうか。その正体について考えてみましょう。まず知っておいていただきたいのは、ブレーキとなっているものはすべて妄想であるということです。
まだ起こってもいないことについて思い悩んで怖い気持ちになり、行動できなくなっているだけにすぎません。まずは何があなたの心や行動にブレーキをかけているのか振り返りながら紙に書き出してみましょう。数の多さ少なさに関係なく、まずは全部自分で把握しておくことが大事です。
代表的な7つのブレーキと対策法
心のブレーキとなるものは人それぞれにありますが、今回はその中でも代表的な7つのブレーキについてご紹介します。
①自信がないから挑戦できない
自分に自信がないから挑戦できないというのはよくあるブレーキです。全く失敗をせず成功したという人は皆無です。まだ始まっていないうちから不安になるのは、危機感に敏感ともいえますが前には進めません。
何に対して不安を感じるのか、まずは一つずつ対処法を考えてみましょう。その上で自分が怖いと感じている感情の扱いについて理解することも大事なので、以前ご紹介した強メンタルの作り方という回も参考にしてみてください。
プロが伝授!【強メンタル】で起業のブレーキを乗り越えよう
②金銭的な不安
「お金がなくなったらどうしよう」という不安も心のブレーキとしてよくあります。
ただ、カウンセラーの仕事は実際には他の業種のように起業にさほどお金はかかりません。必要なのはカウンセラーとしての技術を身につけるための学びの費用だけです。
ただ不安なく挑戦するためには、安全なやり方・自分にあったやり方で始めることが大事です。なかなか自分では見えない・分からないという方には私が無料で相談に乗る機会が年に2回ほどあります。メルマガから募集しますので、ぜひ登録してお待ちください。
③時間的な不安
時間が無くなるのが怖いというのもブレーキのひとつです。無意識に「起業したら忙しくなるかもしれない、でも忙しくなりたくない」という恐れから来ています。まずは先の1週間の自分のスケジュールを紙に書き出して見直しをしてみましょう。
その上でどこの時間も削れないなら、今はまだそのタイミングではないと分かります。そこで改めて、今後起業のための学びの時間や作業時間にどれぐらい時間が必要なのかシミュレーションしてみるといいでしょう。ただ、表面的に時間がない・忙しいと理由付けしてやらない場合は別に原因があるかもしれないので、この場合もしっかりと探ってみてください。
④家族や友達を置いていく罪悪感
家族や友達を置いていってしまう罪悪感がブレーキになるという方も多いです。自分だけ成功してしまうと申し訳ない・自分だけ幸せになってもいいのか、という感情です。これは共依存関係に陥っているときに出やすい罪悪感みたいなもので、これは本当に幻想に過ぎません。
ただし小さな子供に対して罪悪感を抱くのは正常な感情です。子供がお母さんを必要としている時期は、どのタイミングで起業をするべきなのかを見極めて計画を立てることをおすすめします。
家族や仲間に反対される不安
家族や仲間に反対されたり批判されたりすることが心配というのもブレーキです。先の家族や友達に対する罪悪感と同じで、共依存関係になっていると「反対される」という予測や関係が崩れたりすることを恐れてブレーキをかけてしまいます。
相手の感情や行動は相手のものであり、その境界線を自分がきちんと見極めていれば大丈夫です。ただ家計を一緒にする家族の場合、どこが不安なのかをしっかり点検して、計画を立ててその心配をなくしていくことが大切です。
⑥体力が続かない不安
「体力が続かないのでは?」と健康面の不安を口にする方がいらっしゃいます。これもよくあるブレーキの一つです。特にストレスがかかると体に症状として出るタイプの方は、感情をしっかり扱うことをおすすめします。
そうではなく体力に自信がなかったり疲れやすかったりというタイプの場合は、生活リズムを整える、体を丈夫にするトレーニングを実践してみましょう。自分にあったやり方や取り組みやすいものから日々の習慣にしていけば不安は解消されます。
⑦変わることに対する不安
変わるのが怖いという感情がブレーキになっていることもあります。これは変わりたいけど変わるのも怖いというダブルバインドにかかっていることが原因です。この場合、無理して自分を変えるのではなく、少しずつコンフォートゾーン(慣れ親しんだ感覚)をずらすということにチャレンジしてみてください。
寝る前に少し瞑想してみて、ご自身の未来のあり方とか、生活のイメージをなるべく映像化して、その中に自分がいるというイメージを描いてみましょう。変わるのが怖いと感じているなら、ぜひやってみてください。
まとめ
あなたの行動にブレーキをかける原因として主な7つをご紹介しましたが、当てはまるものはあったでしょうか。目に見えないものを商材とするカウンセラーは、起業してからも変化し続けなければなりません。特にカウンセラーは感情が揺れ動く仕事なので、感情の使い方が重要になってきます。
弊社では、次世代型のカウンセラービジネス支援を行っているので、お気軽にご相談ください。あなたのブレーキを前進するエネルギーに変えるお手伝いができます。
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