カウンセラーの年収はいくら?確実に年収を上げる5つのポイント

2022年07月07日

「心理カウンセラーの年収はいくらなんだろう」
「心理カウンセラーって、どのくらい稼げるのかな…?」

心理カウンセラーの道を志してみたいものの、稼げる仕事なのか気になりますよね。稼げないようなら、他の道を目指そうかと悩む方も多いのではないでしょうか。

厚生労働省の調査によると、一般的な心理カウンセラーの平均年収は「423万円」とのこと。

いかがでしょうか。意外と稼げているなといった印象でしょうか。

さらにキャリアを積んだカウンセラーや独立開業したカウンセラーになると年収は1,000万円を超えます。先程の「平均年収」と比べると、その格差は500万円を超える計算です。

しかし、現役カウンセラーに話を聞いてみると「大学院を出ても初任給が22万しかない…」という声がほとんどで、30代で働き盛りの臨床心理士でも年収300万円といった声があります。

どうしてこのような差があるのでしょうか?

実は心理カウンセラー職は、公的機関で働くカウンセラーや独立開業して稼ぐ一部のカウンセラーが大きく稼いでいるため平均年収が押し上げられており、一般的なカウンセラーはほとんど稼げていないという現状があるのです。

年収格差が大きい職種ですから、どうせなら「稼ぐコツ」を知って活躍できるカウンセラーを目指したいですよね。

そこでこの記事では、

心理カウンセラーの平均年収
資格別に見たカウンセラーの平均年収
職場別に見たカウンセラーの平均年収
心理カウンセラーが年収を上げる方法
稼げる心理カウンセラーになるためのポイント

について詳しく解説します。

この記事を読むことで、心理カウンセラーの平均年収が分かり、稼げるカウンセラーになる方法まで理解できます。

あなたも年収1,000万円を超える、売れっ子カウンセラーを目指しましょう!

【参照】今回調査をした年収の数字や事実については、以下の情報を元に記述しています。

国税庁民間給与実態統計調査
厚生労働省令和2年賃金構造基本統計調査
厚生労働省職業情報提供サイト
・その他、民間企業(転職・就職情報サイト等)

 

1.心理カウンセラーの平均年収

厚生労働省の調査によると、カウンセラー全体の平均年収は「423万円」との結果が出ています。

心理カウンセラーの平均年収

出典:カウンセラー 医療福祉分野 jobtag(厚生労働省)

経済協力開発機構(OECDによると日本の全職業の平均年収(令和二年)は「433万円」との結果が出ており、この数字を見てもカウンセラーの年収は平均的な金額と言えます。

下の表は厚生労働省のデータを元に、代表的な職種とカウンセラーの平均年収を比較したものです。

代表的な職種と心理カウンセラー職の年収比較

心理カウンセラーの平均年収 423万円
医療福祉 354万円
教育・学習支援 429万円
建設業  345万円
製造業 321万円
情報通信業 405万円
運送業 285万円
卸売業 346万円
金融・保険業 479万円

参考:令和2年賃金構造基本統計調査の概況

いかがでしょうか。巷では「心理カウンセラーは稼げない」という声も多いのですが、データ上の数字を見て分かるのは、心理カウンセラーは他業種よりも平均年収が高いということです。

上の全職種の平均年収が「約359万円」になるので、カウンセラー職の「423万円」というのは、平均的な水準よりも高いことが分かります。

しかし単純に「心理カウンセラー=稼げる」と考えてはいけません。

「423万円」という数字はすべての勤務形態を含めた金額であり、実際には正社員、公務員、パート、開業した心理カウンセラーでは、それぞれの年収は大きく異なるからです。

一般的な就業状態の割合

出典:カウンセラー 医療福祉分野 jobtag(厚生労働省)

上の表からも分かる様に、心理カウンセラーの50.8%は正社員ですが、約30%はパートタイムやアルバイトでカウンセラーとして仕事をしています。

心理カウンセラーの平均年収が「423万円」にまで引き上げられているのは、公務員や開業独立している、高所得の心理カウンセラーが含まれていることが大きいのです。

実際、パートで働いたカウンセラーの場合、平均年収が200万円を下回ることもあります。

反対に最も大きく稼げるのは、開業カウンセラーや国家資格を取得し公務員として働くカウンセラーです。キャリアを積んだカウンセラーになると年収は 1,000万円を超えるようになります。

つまり、稼げるか稼げないかはカウンセラー次第。カウンセラーとして稼ぐには、どこでどのように働くのかが重要になってくるのです。

ここからは、働き方(勤務形態)によってどのくらい年収差が生まれるのか、詳しく解説していきます。

 

1-1.正社員の平均年収

民間求人サイトの調査によると、正社員として働く心理カウンセラーの平均年収は「360万円」だと分かっています。

全国のカウンセラー就業者の数は、約15万人と言われていますが、そのうち50.8%が正社員として働いています。別の医療系派遣会社の調査によると、カウンセラー職で最も多いのが医療福祉分野の求人で全体の約30.2%でした。

また、転職情報サイトによると医療福祉分野の平均年収は「約350〜360万円」となっており、カウンセラー職全体の平均年収と近い数字となっています。

 

1-2.派遣社員の平均年収

派遣社員として働くカウンセラーの平均年収は「268万円」です。

求人情報サイトを見ると、派遣社員の平均受給は「1,400円前後」で多くの募集が出ており、1日8時間、週5日の勤務で上の平均年収となります。

厚生労働省の調査ではカウンセラー就業者の約4.6%が派遣社員として働いていることが分かっていますが、割合としては非常に少ない数値です。なお、派遣社員の募集ですが医療機関や一般企業だけで無く、大学などの機関にも数多くの求人が出ています。

 

1-3.アルバイト・パートの平均年収

アルバイト・パートの平均年収は「158万円」です。

求人情報誌の調査によると、カウンセラー職の時給平均が「1,034円」となっています。またアルバイトやパートの労働時間は「週32時間」が平均となっており、年間の労働時間に照らし合わせると、心理カウンセラー職に就くアルバイトとパートの平均年収は上の数字となります。

また厚生労働省の調査によると、カウンセラー職のなかでパートで働く人の割合は全体の29.2%を占めまており、正社員に次いで多い働き方となっています。

 

1-4.公務員の平均年収

公務員として働いた場合の平均年収は「560万円」です。また、同じ公務員でも働く場所によって平均年収には差があります。

職業安定所 450万円
家庭裁判所調査官 500万円
科学警察研究所 600万円
児童心理司、心理判定員 600万円
少年院や刑務所の矯正心理専門職 650万円

少年院や刑務所で、矯正心理専門職として働くカウンセラーの平均年収は650万円を超えます。

また公務員にも「心理判定員」や「児童心理士」と呼ばれるカウンセラー職があるのですが、これらは心理職の中では最も年収が高く、キャリアを積むことで年収は1,000万円に届きます。

下のデータは、司法の場で働く公認心理師の月給を示したグラフです。

司法の場で働く公認心理師の月給グラフ

出典:令和2年度障害者総合福祉推進事業 公認心理師の活動状況等に関する調査(厚生労働省)

10年未満のキャリアでも平均月収は25万円〜30万円程度、10年以上のキャリアを積むと平均月収は50万円〜100万円を超えているのが分かります。

心理職でここまで年収が高いのは、開業カウンセラーに次いで、司法分野のカウンセラーが多いです。また、開業をしてもここまで稼げるかどうかは分かりません。

司法犯罪分野で働いているカウンセラーの数は、全体のわずか3.8%と狭き門です。難易度は高いですが年収の高さから、キャリアを積んで司法や犯罪分野の心理カウンセラーを目指そうという方も一定数います。

 

1-5.起業した場合の平均年収

起業した場合の平均年収は「400万円」です。

独立開業した場合の平均時給は「3,000〜4,000円」が相場と言われており、月間の純利益が33万円程度、年収に換算すると上の数字になります。

しかし、独立した場合は自分でカウンセリング料を決められるため、必ずしも平均年収に近い数字になるとは限りません。

例えば、1時間のカウンセリング費用を8,000円〜10,000円としたら、平均年収は比例して大きくなるからです。

実際に売れっ子カウンセラーになると、年収が1,000万円を超えるのは珍しくなく、中には一ヶ月のカウンセリングで1,000万円(年収にすると1億円以上)を稼ぐ心理カウンセラーもいるので、収入差には開きがあります。

 

2.資格別の心理カウンセラーの平均年収

資格別の心理カウンセラーの平均年収

心理カウンセラーの年収は、どの資格を持っているかで大きな差が生まれます。

前項でも紹介しましたが、公務員として働くカウンセラーは国家公務員資格を取得しているため、他のカウンセラーに比べて平均年収は高いです。

一般的なカウンセラー資格としては、国家資格である公認心理師、国家資格に準ずる資格である臨床心理士を取得しておくと有利になります。

心理カウンセラーは次の通り、

心理カウンセラーの分類二種

の二種類に分類できるのですが、国家資格だから年収が高い、民間資格だから年収が低いといった安易な分け方はできません。国家資格であっても年収に直結しない場合もありますし、民間資格でも国家資格以上に稼げる資格があります。

本項では資格別に、カウンセラーの年収がどのように変わるのか詳しく解説します。

 

2-1.公認心理師の年収

厚生労働省の調査では、公認心理師の平均年収は「約350万円」となっており最も平均的な数字でした。

公認心理師は心理職唯一の国家資格なのですが、最近は多くのカウンセラーが臨床心理士資格と並んで平行して取得しており、珍しい資格ではなくなりました。

実際、公認心理師は国家資格でありながらそれほど難易度は難しくありません。心理カウンセラーであれば「公認心理師資格を持っていて普通」という状況にまで、メジャーな資格として扱われているのです。

その理由は公認心理師で、優遇措置が取られたことが影響しています。

公認心理師は通常、【4年生大学+大学院】で規定の課目を履修していなければ取得できない資格なのですが、2022年9月までは特例措置が取られており以下のルートでも受験資格が得られます。

大学院卒(Dルート)
4年生大学+養成大学院(Eルート)
4年生大学+2年の実務経験(Fルート)
5年以上の実務経験(Gルート)

このため、2022年の段階で公認心理師の資格難易度は中程度であり、年収には反映されていない状況です。

ただし、今後の流れによっては特例措置の終了後、公認心理師資格も年収にも直接影響する可能性があります。

上の特例措置は「2017年9月15日から5年間(2022年9月15日まで)有効」とされており、実際に2022年9月14日にてGルート(実務経験が5年以上の方)への特例措置は終了となります。

Gルートについてはすでに特例措置の終了が決定していますが、その他のルートは特例措置がいつまで適用されるのか。延長される場合もあるので必ず「公認心理師試験」公式サイトにて最新情報を確認してください。

資格制度の変更によって、年収だけでなく就職の状況も変わってくるので注意してください。

参考:一般財団法人 日本心理研修センター 公認心理師試験

 

2-2.臨床心理士の年収

臨床心理士の平均年収は「364万円」です。

臨床心理士は、臨床心理士養成に関する指定大学院または専門職大学院を終了し、公益財団法人「日本臨床心理士資格認定協会」の試験をパスする必要があります。

国家資格ではないのですが、公認心理師よりも難易度の高い資格と考えられています。

なぜなら、臨床心理士は大学院まで修めていなければ受験資格がないからです。このため臨床心理士も資格取得が易しいという訳では無く、職場では「国家資格相当」の資格を持っていると見なされ平均年収に大きく影響していきます。

公認心理師に比べると平均年収が高いのは、このような資格取得までの条件が「大学院を修学」といったハードルの高さに比例しています。

最近では収入アップを目指して、臨床心理士から公認心理師資格を目指す方や二つの資格を平行して取得するカウンセラー志望者も増えてきました。

参考:臨床心理士の仕事の年収・時給・給料(求人統計データ)

 

2-3.社会福祉士の年収

社会福祉士の平均年収は「403万円」です。

社会福祉士は、病院・診療所や福祉介護福祉などの医療施設、児童相談所、司法関係まで、さまざまな働き口があります。

この中で最も平均年収が高いのは、保護観察所や地方更生保護委員会などの施設で働くカウンセラーで、平均年収は「638万円」と高収入です。

令和2年度に社会福祉振興・試験センターが実施した調査によると、平成27年度の平均年収が377万円だったのに対し、令和二年には上の平均年収にまで上がっており、正規職員として働く社会福祉士も増加傾向にあります。

参考:令和2年度 社会福祉士・介護福祉士・精神保健福祉士の就労状況調査|公益財団法人 日本社会福祉士会

 

2-4.精神保健福祉士の年収

精神保健福祉士の平均年収は「326万円」です。

精神保健福祉士は、精神科病院やその他医療施設において、精神障害者や精神疾患を抱えた方をカウンセリング等で支える仕事です。

臨床心理士同様、国家資格に準じた仕事として広く認められており、カウンセラー以外にも精神科ソーシャルワーカー(PSW)として、相談者の支援を行う方も多くいます。

参考:精神保健福祉士とは(厚生労働省)

 

2-5.民間資格取得者の平均年収

民間資格取得者の平均年収は「360万円」です。

しかし、民間資格といっても専門機関で学ぶケースもあれば、通信教育で簡単に取得できる資格もあり一括りにはできません。

実際、通信教育などで得た資格については上の平均年収よりも非常に低く、実際の平均年収は200万円にも満たないと言われています。

しかし同じ民間資格でも、他のカウンセラーが持っていない経歴や臨床経験などを積んで、平均年収以上に稼ぐカウンセラーもいるので比較をするのは難しいです。

なお、民間資格取得者を含めた、カウンセラーのリアルな年収は以下の動画でも詳しく解説しています。

 

3.職場別の心理カウンセラーの平均年収

職場別の心理カウンセラーの平均年収

同じ心理カウンセラーでも、職場によって平均年収に差があります。

カウンセラーの職場は、大きく4つに分類できますが、この中で最も年収が高いのは4の開業独立をしたカウンセラーです。

カウンセラーの職場の分類4つ

本項では職場別に、心理カウンセラーの平均年収がどのように異なるのかを解説します。

 

3-1.企業カウンセラーの年収

大手求人サイトの求人情報などをまとめると、企業カウンセラーの年収は「約350万円」ということが分かりました。この数字は、中小企業と大手企業の平均値です。

企業カウンセラーといっても、パートタイムや派遣社員として働く人もいて、パートタイム労働になると時給1,500円〜1,800円程度、年収に換算すると中央値は200万円〜300万円程度になります。

実際、企業の規模によって平均年収は異なります。

事業規模別|企業カウンセラーの平均年収

大企業 499万円
中小企業 413万円
小規模事業者 374万円

小規模事業者で働いた場合の平均年収は374万円、中小企業であれば374万円程度、大企業になると平均年収は499万円と格差があります。このため、企業カウンセラーとして稼ぐには大手企業で働くか、複数の企業を掛け持ちして専属契約を結ぶ等の工夫が必要です。

このほか、心理職ではないのですが「キャリアコンサルタント」という仕事があります。ビジネス系の国家資格「キャリアコンサルタント試験」に合格し、キャリアコンサルタント名簿に登録するとキャリアコンサルタントになれます。

最近では企業カウンセラーとしてキャリアアップを目指し、このキャリアコンサルタント資格を取る方も増えています。

 

3-2.病院で働く場合の年収

国勢調査や厚生労働省の調査などを総合すると、病院で働くカウンセラーの年収は「約360万円」程度と推測されますが、同じ医療機関でも公認心理師の資格を取った場合、平均年収は400万円程度にまでアップします。

なお、病院で働く場合には、公認心理師のほか臨床心理士の資格を取るのが一般的です。

 

3-3.スクールカウンセラーの年収

スクールカウンセラーの年収中央値は「380万円」です。

多くのスクールカウンセラーは、非常勤講師として働いています。

ただし、同じスクールカウンセラーでも私立と公立学校では待遇が異なります。また、フルタイムで働いているカウンセラーと短時間の勤務では年収には幅があります。

多く稼ぐカウンセラーになると年収600〜650万円稼ぐケースもありますが、パートタイムや非常勤講師として勤めた場合の年収は「約240万円」と少なくなります。

参考:スクールカウンセラー jobtag(厚生労働省)

 

3-4.その他カウンセラーの年収

今回取り上げなかったカウンセラー職の中に、司法犯罪分野で働くカウンセラーがいます。

家庭裁判所、少年院や刑務所などで働くカウンセラーは「矯正心理専門職」と呼ばれ、公務員(法務技官・心理)として勤務をします。

国家公務員として働くカウンセラーは、全体の3%と非常に少ないのですが、キャリアを積むことで年収1,000万円以上を稼ぐカウンセラーも珍しくありません。

矯正心理専門職など、司法犯罪分野の分野で働くカウンセラーの仕事は、下の記事にて詳しく解説しています。難関資格ですが、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

カウンセラーの仕事とは|働く場所別の仕事内容と向いている人の特徴

 

4.心理カウンセラーの年収で押さえておくべきポイント3つ

心理カウンセラーの年収で押さえておくべきポイント3つ

心理カウンセラーになる前に、知っておきたいのが「男女差」「場所」「所得格差」があるということです。心理カウンセラーの年収で「押さえておくべきポイント」は次の3つです。

心理カウンセラーの年収3つのポイント

それぞれ、どのような点に気をつければ良いのか順に見て行きましょう。

 

4-1.男女で平均年収が異なる

心理カウンセラーの年収は、男女で異なります。

公的データや民間データなどを総合すると、男性の平均年収は「390〜400万円」なのに対し、女性カウンセラーの平均年収は「400〜410万円」と若干年収が高くなっており、女性に有利な仕事ということが分かります。

他の専門職、企画職、技術職、営業職などの場合、男性の方が平均年収は高いのが一般的ですが、心理カウンセラーの場合は女性の方が多く稼げるという珍しい職業です。

参考:国税庁民間給与実態統計調査

 

4-2.どの都道府県で仕事をするかでも大きく年収が変わる

全国の平均年収は423万円ですが、都心部よりも地方都市の方が平均年収は高いです。

実際、どの都道府県で仕事をするかで、年収は大きく変わります。例えば、東京都のカウンセラー職の平均年収は「440万円」であるのに対し、沖縄は「417万円」と平均よりも平均年収が少ないです。

ここで都道府県別に、心理カウンセラーの平均年収がいくら違うのか見てみましょう。

都道府県別|心理カウンセラーの平均年収

北海道 407.5万円
青森県 431.6万円
岩手県 397.5万円
宮城県 509.2万円
秋田県 359.2万円
山形県 478.8万円
福島県 334.3万円
茨城県 421.5万円
栃木県 381.4万円
群馬県 417.9万円
埼玉県 476.4万円
千葉県 393.1万円
東京都 440.1万円
神奈川県 395.4万円
新潟県 462.0万円
富山県 439.2万円
石川県 439.2万円
福井県 420.4万円
山梨県 392.6万円
長野県 361.9万円
岐阜県 510.3万円
静岡県 398.1万円
愛知県 456.9万円
三重県 367.8万円
滋賀県 489.5万円
京都府 441.2万円
大阪府 440.5万円
兵庫県 395.1万円
奈良県 468.7万円
和歌山県 460.4万円
鳥取県 404.5万円
島根県 419.9万円
岡山県 364.3万円
広島県 405.1万円
山口県 423.1万円
徳島県 456.8万円
香川県 520.6万円
愛媛県 558.1万円
高知県 414.1万円
福岡県 474.1万円
佐賀県 337.0万円
長崎県 378.3万円
熊本県 345.5万円
大分県 429.0万円
宮崎県 471.9万円
鹿児島県 423.8万円
沖縄県 417.4万円

この中で、特に平均年収が高い都道府県は、宮城県、岐阜県、香川県、愛媛県の4県でいずれも年収は500万円を超えています。

仕事をする場所で年収差が生まれるため、多くの心理カウンセラーは顧客が多く集まる、都市部にカウンセリングルームを構えたり、職場を探す傾向が高いのです。

しかし、都市部の方が平均年収が低いケースが多く、反対に地方都市の方が平均年収は高い傾向があります。

参考:厚生労働省職業情報提供サイト

 

4-3.年収が高い心理カウンセラーと低いカウンセラーでは500万円以上差がある

開業した場合、年収が高いカウンセラーは1,000万円を超えると説明しましたが、年収が高いカウンセラーと低いカウンセラーの平均年収を計算すると500万円以上の差が生まれます。

全国の心理カウンセラーの平均年収は423万円ですが、以下のようなケースになると年収は1,000万円を超えるようになります。

心理カウンセラーの年収1000万円を超えるケース

例えば、本記事の前半で「司法犯罪分野のカウンセラーは10年以上のキャリアで年収1,000万円に届く」と説明しましたが、このほか個人で開業をしているカウンセラーは1ヶ月で50万円以上稼ぎます。

また、問題解決能力に優れたカウンセラーであれば1カ月で130万円〜500万円を稼ぐケースもあり年収格差は大きくなります。

このような大きな格差は、厚生労働省のデータのみからは見えてこない現実です。

このほか「カウンセリング講師」として講演会やセミナーなどを開催すると、カウンセラー以外の部分でも収入の柱ができ、年収の底上げに繋がります。

実際、年収が1億円を超える売れっ子カウンセラーも存在しており、心理職を志す方の間では有名なカウンセラーも多く存在しています。

 

5.心理カウンセラーの収入(年収)をアップする5つの方法

心理カウンセラーの収入(年収)をアップする5つの方法

心理カウンセラーを目指す前に、知っておくと良いのが、収入(年収)を上げる方法です。

公務員の方であれば、経験年数に応じてある程度収入は安定しますが、一般的なカウンセラーは年収が安定しないことも多いため、収入アップの取り組みが必要になります。

心理カウンセラーになってから稼げないようでは困りますし、資格取得前に知っておいて損はありません。

実際、心理カウンセラーは、難易度の高い資格を取れば即仕事が取れるという訳ではありません。得意分野や専門性を高めて自分の武器にしたり、収入の高い場所を選んで働くなどの工夫が必要です。

こうした考えのもと、心理カウンセラーが「収入アップで考えるポイント」は次の5つです。

収入アップで考えるべきポイント

これは、副業カウンセラーが収入を上げる上でも必要な観点になります。それぞれの内容を、順に見ていきましょう。

 

5-1.得意分野を作る

稼げるカウンセラーになるには、他の人にはない「圧倒的技術」を身に付けることです。

心理カウンセラーの数は飽和状態にあり、国家資格である臨床心理士の資格だけでは、集客には結び付かないのが現状です。

このため、他のカウンセラー職との差別化を目指して特殊なスキルや他の人が持っていないような、心と体の両面にアプローチできる技術を身に付ける等の取り組みは「稼ぐ上で重要」なことです。

このほか、企業にお勤めのカウンセラーはキャリアアップするために、産業カウンセラー資格を取得したり、MBA(経営学修士)資格を取得するケースもあります。

また、難関ではありますが国家資格としてキャリアを目指す方法もあります。

カウンセラー職は人気のため、競争が激しいというのが悩みのタネですが、他の人が持っていない資格やキャリアを積むのは稼ぐ上で重要なことなのです。

 

5-2.収入の高い現場で働く

収入の高い現場や職場で働くことは、大きく稼ぐこととつながります。

同じ心理カウンセラーでも、行政機関の心理職になれば公務員ということもあり、30代の平均年収は600万円前後と高くなります。

また記事の前半でも述べた通り、都道府県別でも心理カウンセラーの平均年収は大きく異なります。

都心部になると、数多くのカウンセリングルームや医療機関、クリニック等があるため、同業他社の競争も影響して平均年収は低くなりがちです。

一方、地方都市でも大都市以上に、カウンセリングで稼げる地域があります。

カウンセラーとして仕事を始める前に、どこで働くのが最も収入アップに繋がるのか考え、収入の高い現場や職場を見つけて働くようにしましょう。

 

5-3.講演会等で実績を作る(自治体・企業)

講演会等で実績を作る(自治体・企業)ことは、カウンセラーにとって大きなPRになります。

おすすめなのはオンラインセミナーの開催や、企業や地方の商工会議所で講演会などを行うことです。

大都市の商工会議所は競争が高く、なかなか講演会などの仕事は回ってきませんが、地方都市の商工会議所は狙い目で、経験年数の浅いカウンセラーでも比較的、講演会やセミナーなどの仕事は取りやすいです。

また最近では、オンラインセミナー専門の業者やサービス、アプリなども出ているので、このような機会を利用して実績をつくるのも一つの手です。

積極的に「講演会やセミナーなどの機会が無いかどうか」ネット上や、商工会議所の事務局などに相談し、講演会やセミナーなどの実績をつくってPR活動をしましょう。

 

5-4.オンラインカウンセリングの実施 

カウンセラーが「副収入」を得るのにおすすめなのが、オンラインカウンセリングを開くことです。

オンラインカウンセリングであれば、わざわざカウンセリングルームなど物件を持つ必要がなく、場所や時間を問わずにカウンセリングが行えます。

また、オンラインカウンセリングの働き方にも多様性があり、メールカウンセリング、チャットカウンセリング、ZOOMカウンセリングなどを行い収入の柱を築いています。

このほか、スキル販売サイト(例:ココナラなどの電話・メール・オンラインカウンセリング等)を介したカウンセリングも盛んです。

さらに少数ではありますが、METAVERSEなどの仮想空間上で、オンラインカウンセリングを行う心理カウンセラーも出てきていてオンラインカウンセリングの種類は多様化しています。

副業カウンセラーと働く場合にも、こうしたオンラインカウンセリングは役立ちます。

先程紹介した、年収1,000万円を超えるカウンセラーも本業の傍ら夜間など、カウンセリングのない時間帯にオンラインで仕事をしています。

オンラインカウンセリングは、これまでに無い収入の柱を築いてくれます。もっと稼ぎたいというあなたは、オンラインカウンセリングにトライしてみるのも良いですね。

 

5-5.集客方法を工夫する(SNS、ホームページ他)

集客方法を工夫(SNS、ホームページ他)して、より多くのクライアントを呼び込みましょう。

集客はスキルや技術習得をした後、最後に考えれば良いのですが、以下のような方法で集客をすることができます。

ホームページ・ブログ
広告・宣伝
ビジネス交流会
お茶会・勉強会の開催
見込み客への直接的なアプローチ

ホームページを作成したり、TwitterやLINEなどのSNSでの告知、YouTubeの動画などをアップするなど。ホームページ以外にも、無料ブログ(Ameba、livedoorブログ)などを使ってもOKです。

また最近はnoteで自らの活動やカウンセリング内容を告知する人も増えています。

このほか、リスティング広告などでセミナーなどの告知をする人もいますが、お金を使って集客をするのは、ある程度収入が安定してから考えた方が良いでしょう。

無料ブログやSNSなど、無料のコンテンツでもカウンセリングの集客は効果は狙えます。

ビジネス交流会、お茶会や勉強会を開催して、集客をする方法もありますし、見込み客がすでにいれば、ダイレクトにアプローチする方法もあります。

このように、集客には複数の方法がありますが、自分がどのようなカウンセラーなのか、他にはない技術を持っていることを示すことが重要です。

心理カウンセラーという仕事は、時代のニーズにもマッチしていることもあり、多くの方が資格取得を目指す人気職です。集客方法を工夫して、たくさんのクライアントを集めましょう。

下の動画では、多くの方が陥りやすい「集客の悩み」を解決する方法を詳しく紹介しています。

 

6.稼げる心理カウンセラーになる3つのポイント

稼げる心理カウンセラーになる3つのポイント

「カウンセラーとして稼ぐコツ」を知っておくと、キャリア形成の上で有利になります。

なぜなら、カウンセラー資格を取る前に「活躍するには何が必要なのか」先に知っておけば、必要のない資格を取るなどの「回り道」をせずに済むからです。

お金も時間も無駄にしないよう、カウンセラーとして活躍するには何が必要なのか、ここで改めて確認しておきましょう。

カウンセラーとして活躍するために必要な3つのポイントは、次の通りです。

カウンセラーとして活躍するために必要な3つのポイント

本項では、カウンセラーが稼ぐ上で、どのようなことが重要なのか具体的に解説します。

 

6-1.揺るがない自分軸をつくる

揺るがない「自分軸」をつくるのは、長く働く上で重要なことです。

ここでの自分軸とは『相手の感情や行動に揺るがない自分をつくること』を指しており、対人援助職の方にとって必要な考え方と言えます。

対人援助職に必須の自分軸

カウンセラーのような対人援助職の方は、相手に合わせて自分自身が疲れすぎてしまい、仕事ができなくなるといったケースに陥りがちです。

実際、心理カウンセラーを含む医療福祉分野の離職率が高いのは、相談者との適切な感情の管理が取れないことが原因と言われており、長く働くには自分軸の形成が必要とされるのです。

心と体の痛みは繋がっているのですが、心の問題を放っておくと、治療する立場である私たちが、苦しむことになってしまいます。

このためカウンセラーとして長く安定して活動をするには、自分の課題を解決してまず自分が幸せになり、自分軸をつくることが何より重要です。

また【心と体】の両面を整えて自分軸をつくることで、安定した状態で働けるようになり、結果として大きく稼げるようになります。

安定して稼げるよう、揺るがない「自分軸」をつくりましょう。

参考:感情労働者の早期離職に関する研究の概観

 

6-2.体調管理・セルフケア

体調管理・セルフケアは、カウンセラーにとってとても重要なことです。身体面のケアはもちろんのこと、最も重視したいのがメンタル面のケアです。

意外かもしれませんが、カウンセラーの多くは他者を思いやる気持ちが強いため、過去に大きなトラウマやストレス、心の問題を抱えているケースが多いです。

このため、自分と似たようなクライアントと接すると、過去の心の問題やストレスが鮮明に蘇ることがあります。このような状況に陥ると、相手をケアするどころか自分の心を立て直すのに時間がかかってしまいます。

カウンセラーは自分の心のケアを怠りがちなのですが、自分が病気になったら働けなくなりますし、心が折れてしまっては仕事どころではありません。

こうした背景もあり、カウンセラーの心身を癒やす、特別なカウンセリングサービスもあるほどです。

実際、カウンセリング職は「体力勝負」「肉体労働」と言われており、売れっ子カウンセラーになるほど毎日の運動をしたり、体調管理に時間を割いています。

良いカウンセリングをするためにも、体調管理・セルフケアは欠かさず続けるようにしましょう。

 

6-3.ビジネスに必要な知識を身に付ける

これからカウンセラーを目指す方は「技術」と「ビジネスの知識」の両面を修得できる講座やセミナーに参加してみましょう。

稼げるカウンセラーには「ビジネスの基礎知識」が必要です。

独立開業しない方であっても、ビジネスのスキルなくして安定した収入は得られません。副業カウンセラーであっても、やはり自分の強みを活かした働き方やカウンセリング商品の売り方に工夫が必要になります。

心理カウンセラーに必須のスキル

このため「これからカウンセラーを目指す」という方は、ビジネスを含めたキャリア設計を立ててください。

初期段階でこうした計画を立てておけば、ビジネスのスキルを持ったカウンセラーの先輩から話を聞いたり、勉強の機会を得られるなど、カウンセラーとしての今後にも役立ちます。

多くのカウンセラーが副業から、はじめられると思いますが、副業を始める段階でも、どのようなカウンセリングをするのか、カウンセリングの金額や実施する時間帯、サービスの提供方法やお金の管理まで、すべて自分で決めなければいけません。

このため、これからカウンセラーを目指すという方であれば、

カウンセリング技術の習得
カウンセラービジネスのスキル

両方が学べる講座やスクール、セミナー等で勉強するのがおすすめです。

多くのセミナーは、カウンセラー技術またはビジネスのスキルのどちらか一方に偏っていますが、両方が学べるスクールも存在します。

例えば、弊社MBSカウンセリングセンターのように、結果の出せるカウンセラーとしての圧倒的技術が身に付き、さらにビジネスに必要な知識までトータルで取得できるカリキュラムを提供しています。

これからカウンセラーを目指そうという方は「技術」と「ビジネス知識」の両面を修得できる講座やセミナーに参加してみましょう。

なお、下の動画では「カウンセラーとしての技術習得」と「ビジネススキル」の両立で年収を大きく上げる具体的方法についてお話ししています。

これからカウンセラーを目指す方は、成功できるカウンセラーになるには、どのような道のりやキャリア選択が有利になるのか、ぜひチェックしてみてください。

 

7.まとめ

心理カウンセラーの多くは、初任給も少なく、大学院卒でも年収300万円と稼ぐのに苦労をしていることが分かりました。

その一方で、独立開業しビジネスのスキルを磨いたカウンセラーの中には1,000万円以上稼ぐカウンセラーも存在しました。

カウンセラーは【働く場所・資格・用いるスキルや技術】に何を選ぶのかで、年収に大きな差が生まれます。

同じ心理カウンセラーなら、年収の大きなカウンセラーを目指したいですよね。

このほか、稼ぐカウンセラーの基盤をつくるのが「体調管理・セルフケア」の部分です。

相談者の方の体調や問題に大きな影響を受けないよう、上手にストレスを解放し、体調と同時にメンタルのケアを行うことが重要です。

今回紹介した、心理カウンセラーになるのに重要なポイントを実行することで、あなたも稼げるカウンセラーになれます。

同じ心理カウンセラーでも大きな年収を稼ぎ、長く活躍できるカウンセラーを目指しましょう!