2023年02月24日
オンラインでカウンセリングをするメリットとは?
新型コロナウイルス感染症感染拡大の影響でリモートワークやオンライン診療など、オンライン化が進んでいます。カウンセリングも例外ではなく、オンラインに対応していないとなかなか難しい時代になってきました。事実、私のもとにも、「インターネットを使ってカウンセリングを展開していきたいです」という相談が多数寄せられています。
そこで、今回はカウンセリングをオンライン化するメリット・デメリットやオンライン化で売れるカウンセラーと売れないカウンセラーの違いについてご説明します。
「インターネット上で展開したい」という方は是非お読みください。
【執筆者】
綿貫カウンセラー養成スクール株式会社
代表兼講師
綿貫 智香
作業療法士(OT)、キャリアコンサルタント
量子・感情エネルギー変換メソッド®認定講師、DiSC認定講師
米国NGH認定ヒプノセラピスト、他
「現実に変化を起こすカウンセラー」として多くの受講生から支持され、リピート指名多数。
自身が副業から自宅サロン経営を成功させたビジネスの知識・ノウハウを駆使し、幸せで豊かなカウンセラーを増やすため、カウンセラー起業・独立開業支援に力を入れている。
①【カウンセラー側】ターゲットの市場が全国区に広がる
まずオンライン化のメリットとして挙げられるのが全国に展開できるということです。対面の場合はどうしても地域が限定されてしまいます。特に人口が少ないエリアにお住まいのカウンセラーさんだと、お客様の数がどうしても限られてしまいます。
インターネットを使えば地域は関係ないので、全国どこに住む人に対してもカウンセリングが提供できるようになり、ターゲット市場が圧倒的に広くなります。
②【クライアント側・カウンセラー側】固定費、移動費、時間などのコストカットになる
経費の面でも大きなメリットがあります。物件を借りてカウンセリングルームを開くとなると賃料がかかります。オンラインであればカウンセリングルームは不要になるので、圧倒的に固定費を抑えることができるのです。また、出張カウンセリングの場合は交通費や移動時間を削減することも可能です。
特に駆け出しのカウンセラーにとって経費がかかるのはかなりの負担になります。出費や無駄な時間を削減できて効率化できれば、より利益率がアップします。
お客様にとっても交通費や移動する手間が省けるのは大きなメリットです。
③【お客様側】自宅でリラックスした状態で施術を受けられる
お客様にとっても自宅でカウンセリングが受けられれば大きなメリットを得ることができます。自宅という自分が慣れている環境で、リラックスしてカウンセリングを受けることが可能です。
わざわざ遠くまで出かけなくてもクオリティが高いサービスを自宅にいながらにして受けられるのは非常に嬉しいことです。
オンラインでカウンセリングをするデメリットとは?
オンラインでカウンセリングを行うメリットはお客様に不安を与えてしまう点です。特に対面で会いたい方は「オンラインで大丈夫なの?」「何故対面でやらないの?」という気持ちになってしまうものです。
また、カウンセラーやセラピストの仕事の中には、どうしてもお客様と直接会わないと難しいものもあります。特に人に触れて施術を行う場合や、「ヒプノセラピー」と呼ばれる催眠を使うような施術の場合は、オンラインでは難しいです。
しかし、これらをいかに克服するかでオンライン化に成功するかどうかが決まります。ご自身のサービスの内容やコンテンツを工夫しないと、オンライン展開は厳しいと言わざるを得ません。
オンライン化で売れるカウンセラーと売れないカウンセラーの違い
オンラインで売れているカウンセラーは以上のような「リアルで会えない」というデメリットを克服されている方です。対面で会わなくてもお客様が納得できるだけの理論や能力を持っている、オンラインでも十分満足いただけるようなサービスを提供している。そして、マーケティングをしっかりとできている。これがオンラインで成功するための必須条件です。
特に以下のことを意識すれば、カウンセリングのオンライン化の成功に近づけるはずです。
カウンセラーとして求められる2つの前提【解決の理論・実績】
オンライン化に成功するためには、カウンセリングの実力と実績が十分にあることと、しっかりとした理論があり、それを伝える力があることが大前提となります。以下でそれぞれ詳しく見ていきましょう。
クライアントの問題を解決できる理論
まずはオンライン化するデメリットを解消しなければなりません。お客様からすると「やっぱり対面の方がいいんじゃない?」「直接話した方が効果があるんじゃない?」と思ってしまいます。そのうえで、オンラインで行うことに対して納得していただかなければなりません。
もちろん、対面であってもオンラインであっても、どちらでもお客様の悩みを解決できるだけの実力があることが前提です。たとえば、癒やしとか変化、変容というものは相手の中で起こるものであり、それを妨げるものを的確に見つけて解除してあげればいいわけなので、オンラインであっても十分効果があります。こういった理論を、説得力をもってお客様に説明できるだけのスキルと、その裏付けとなる知識が必要になります。
実績とそれを伝える力
忘れてはいけないのはお客様視点です。いくら理論が正しくても、実績がなければ「それってホント?」となります。逆に実績が100や200あれば、お客様も納得してくれるはずです。まずはコツコツ実績を積み上げていきましょう。今まで対面でカウンセリングをされていた方であれば、料金を安くする代わりにオンラインでカウンセリングを受けてもらい、「お客様の声」をもらうのがおすすめです。ご家族や知人に協力してもらうのでもかまいません。
同時に伝える力についても伸ばしていきましょう。特におすすめなのは動画です。抵抗があるという方も多いかと思いますが、動画で伝えられる情報量はテキストの5000倍と言われています。また、スマホでいつも顔を見て声を聞き、言葉を受け取れば、オンラインに対する抵抗感が少なくなります。
ぜひ、動画での情報発信にも力を入れてみてください。
【結論】マーケティングの力をフル活用できているか
おさらいすると、インターネットで売れるカウンセラーになるためには実力と実績があること、そしてお客様の問題を解決できる理論があり、それを伝える力があることが大前提となります。しかし、それだけでは十分とはいえません。マーケティングをフル活用していくことが大切です。
「マーケティング=集客」というイメージがある方は、ついつい集客にばかり目が行きがちです。その結果、無駄な時間と労力を費やすだけで、その後が続かないというケースも少なくありません。そうではなく、もっと根本を考えてみましょう。
「マーケティングをフル活用する」にはビジネスのルールを抑えることです。たとえば、登山をするのにもルールがあり、それを知らないとビーチサンダルを履いて登山をするような、危険な目に遭ってしまうこともあり得ます。
やはり大切なのは「お客様視点」です。自分はわかっていて十分伝えられていると思っていることでも、もしかしたら相手には伝わっていないかもしれません。まずは相手の視点を意識して、自分をいろんな角度から見た上で情報を発信していきましょう。
カウンセリングのオンライン化(ネット化)に向けて実際に必要な準備とは?
カウンセリングをオンライン化するためにはパソコンを買ったり、インターネットのプロバイダを契約したり、Zoomを導入したり、さまざまな準備が必要です。しかし、それ以前の下準備が整っていることのほうが大切です。Zoomの契約はお客様を獲得してからでも遅くはありません。まずはここまでご紹介してきたポイントについて考えてみましょう。
また、オンラインでカウンセリングを行うには機材が重要です。スマホでもできないことはありませんが、パソコンのほうがやりやすいです。カメラの画素数やマイクにもこだわりましょう。
また、周囲の環境にも注意が必要です。たとえば小さなお子さんがいる場合は、声が聞こえない時間帯を選ぶといった工夫をし、お客様とご自身が集中できる環境を整えなければなりません。
開業に必要なものやかかる費用については、動画でも解説しているので是非ご覧ください。
【カウンセラーを目指す方必見!】開業費、ぶっちゃけいくら?
オンライン化で成功するカウンセラーはこんな人!
今はインターネットが広く普及し、スマホやパソコンなどのデバイスの性能も上がっているので、オンライン化をしようと思えばいつでもはじめられます。しかし、大切なのはその前段階です。まずは実力を身につけて実績を積み、お客様の問題を解決できる理論を確立してそれを伝えることが大切です。
弊社では次世代型カウンセラー起業法により起業や副業などの支援しています。
次世代型カウンセラー起業法では、実力をつけることを最優先し、あなたらしさと整合したビジネスを目指すため、オンライン化も無理がありません。
個別のご相談は以下のバナーをクリックしてお申込みいただけます。
最後までお読みいただき、有難うございました。
・カウンセラーの年収はいくら?確実に年収を上げる5つのポイント
・トップページへ